当クリニックで採用しているフジフイルム製の100倍高感度のインフルエンザ検出装置で新たにマイコプラズマ感染症も診断できるようになりました。

マイコプラズマ感染症は潜伏期は2~3週間程度と言われていますので、マイコプラズマ感染症の人と接触して体の中にマイコプラズマが侵入したとしても直ぐに症状が出てくるのではなく2~3週間経ってから症状が出てきます。

4~5日続く発熱・全身倦怠感・頭痛などの症状が現れ、初期には風邪と診断されることも多いです。

咳は最初は空咳ですが経過とともに強くなって、だんだん痰が絡むようになり、熱が下がったあとも1ヶ月程度続くことが特徴的とされています。

主に肺炎が多いですが 、中耳炎・無菌性髄膜炎・脳炎・肝炎・膵炎・溶血性貧血・心筋炎・関節炎などの合併症を併発する場合もあります。

マイコプラズマ・ニューモニアエという名前の病原体が起す疾患で、通常の細菌とウイルスの中間の大きさと性質を持っていますので通常の抗生剤は効きにくいですので正しく診断して適切な対応を取る必要がありますが、当クリニックではインフルエンザと同じ技術を利用して100倍高感度で検出でき早期発見、早期治療に繋がりますので、咳が長引いて困っている方はマイコプラズマ感染症の可能性が考えられますので検査を受けて下さい。