調剤薬局では患者さんに薬を処方するだけでなく、薬を適切に使用するための指導が行われますが、患者さんが支払う薬代にはこうした薬局の指導に対する報酬も含まれています。
このうち「薬剤服用歴管理指導料」は平成26年4月の改定で、調剤薬局で配布される「お薬手帳」へ記載された患者さんには410円、記載を行わなかった患者さんには340円請求できることになりました。
簡単に言いますと調剤薬局で「お薬手帳」に薬剤のシールを貼ってもらうと410円で、貼ってもらわなければ340円で済みます。
なので調剤薬局に「お薬手帳」を持って行ってシールを貼ってもらうと70円余分に支払う事になりますので「お薬手帳」を調剤薬局に持って行かないでシールだけもらう事をお勧めします。
調剤薬局によっては必ず「お薬手帳」が必要だと言う所や「お薬手帳」じゃない簡易な物にシールを貼って渡して410円を取る所もあると耳にしますが、「お薬手帳」は必ず必要なものではありませんし「お薬手帳」じゃないものにシールを貼っても410円は請求できません。
必ず調剤薬局から渡される明細書を確認して「お薬手帳」を持って行ってないのに「薬剤服用歴管理指導料」として41点(410円)が請求されているなら指摘をして、ちゃんと正規の34点(340円)を支払うようにして下さい。