毎週、厚労省から発表されている感染症発生動向調査をお示しします

お示しした資料は2020/11/23-29の1週間のものです

普段からお知らせしているようにあらゆる呼吸器感染症、感染性胃腸炎は非常に減少しています

特にインフルエンザはほとんど報告がありません

これはもしかすると医師会がインフルエンザの検査をしないように指針を示している影響があるかもしれません

特記すべき事はグラフになってませんがCOVID-19のこの1週間の感染報告は29例だけです

これは定点報告なので全国全ての感染例を示しているわけではありませんが、公表されているいわゆる感染者数(実際には単なるPCR陽性者数)と比べて著しく乖離しています

医師が報告を怠ってたとしてもこれほど乖離することは考えにくいですので実際に患者の治療を当たっている現場で医師がCOVID-19患者を認定して報告しているのはこの程度しか居ないという事になります

空気感染する結核はこれほど多くの人が感染予防に注意を払っていても212例も報告があり、やはり結核は怖い病気ですがCOVID-19はそれほど怖くないことになり空気感染の可能性も極めて低いと思われます

厚労省もこういうデータを公表すれば多くの人が正しい事を知って混乱の収束に向かうと思いますが、それをしないのは厚労省内部の縦割りの弊害かもしれません

 

https://www.niid.go.jp/niid/images/idsc/idwr/IDWR2020/idwr2020-48.pdf