皆さんが感染予防に努める事で今はインフルエンザをはじめとして多くの呼吸器感染症、感染性胃腸炎が激減しています。

しかし2018-2019シーズンは今の時期にインフルエンザ全国推計患者数は約213万人も居て、週に約50万人も増えていますが緊急事態宣言など出されず誰もが普通に生活をしていました。

インフルエンザは治療薬があるので診断されて治療薬を使用すると2~3日で症状が緩和しますが、COVID-19は治療薬が無いために症状が改善するまでに時間を要しますが、時に急激に重症化する例があるとは言え50代以下で基礎疾患が無い人はほぼ通常の風邪と同じように治りますので、緊急事態宣言を出さないといけないほどの病気なんでしょうか?

COVID-19は発症直前の感染者が最も誰かに感染させているという推論から無症状でもマスクをするように言われていますが、他の呼吸器感染症でも潜伏期間でも感染者が発する飛沫の中にウイルスが含まれていて誰かに感染させる可能性は考えられますので、マスクをする事であらゆる呼吸器感染症で潜伏期間の感染者から出る飛沫が減り、感染が抑えられているのではないかと推測します。

滅菌する際に加熱するように基本的に菌やウイルスは熱に弱いですので暑い時期に活性が落ち、寒い時期に活性が上がるので今の時期に感染が増えるのは当然の事です。

更に乾燥していると飛沫が長い時間、空中に漂っていて吸引する可能性が上がる事も感染が増える要因になっていると思われます。

加湿をする事で水分子にくっついて重くなった飛沫が下に落ちて漂っている飛沫が減るので飛沫感染対策に繋がりますが落ちた飛沫による接触感染の危険はやや上がるかもしれません。

こまめに清拭したり手洗いする事も重要ですが、菌やウイルスは至る所に居て完全に除去することは困難ですので意識して手で目鼻口を触らないようにすることが重要です。

無意識に触ってしまうから難しいと言う人も居られますが、手が油まみれだと顔を触る人は居ないと思いますので、そういう意識を持っていただくようお願いします。

感染性胃腸炎は主に接触感染ですのでトイレを流す時は必ず蓋をして飛沫を出さない事と手で目鼻口を触らない事でかなりの対策になると思われます。

マスクは鼻口を手で触らない事や保湿には効果があるかもしれませんが、マスクのズレを直そうとして目を擦ってしまえば接触感染の原因になりますし常にお知らせしているように弊害の方が大きいと思いますので全く推奨しません。

 

2018-2019シーズン インフルエンザ全国推計患者数