マスクは呼吸器症状のある方が病原体を含む飛沫を拡げないために着用は必須です。

胎児の時は基本的に無菌状態ですが産まれてから人と接したり会話したり自然に触れる事で様々な微生物を取り込むことで免疫を付けていきますが、新型コロナ騒動が始まってからこの大事な免疫を付ける行動が制限されてきました。

マスクをすると雑菌が繁殖して不潔で口内フローラの乱れから免疫が下がります。

マスクをすると無意識に口呼吸になる人が多いですが、口呼吸になる事で呼吸が浅くなって二酸化炭素が貯留して頭痛の原因になり、二酸化炭素を排出しようとして頻呼吸になります。

口呼吸になると口腔内が乾燥して有害菌の塊である白色の舌苔ができ、硫化水素を発生して口臭の原因になります。

口腔内が乾燥するという事は唾液が十分に出ていない事になりますが、唾液には病原体と対抗するIgA抗体が分泌されているので免疫に重要ですが、唾液が出ていないという事はIgA抗体も出ていない事になり口腔内が感染に弱くなります。

口呼吸になると高性能エアコンディショナーの鼻を通らずに直接、喉に吸い込むため感染しやすくなりますので、新型コロナ騒動から始まってから専門家の提言で行政から指導されていた感染対策は全て真逆で、感染を拡げさせようとしていましたが、皆さんの免疫でこの程度の感染で抑えられたと言えると思います。

そういう理由で無症状者がマスクをする事で感染しやすくなると思われ、無症状であればマスクをしない事を推奨してきました。

医療従事者がマスクをするのは手術や処置中に思いがけず血液や体液が飛んできた時に顔が汚染されないためや手術中に方針を相談する際に飛沫で術野を汚染させない事が主な目的で、基本的には感染対策が目的ではありません。

N95のような高性能マスクであっても、マスク自体は高性能でも少しでも肌との間に隙間ができればウイルスは入ってきますので感染予防効果は期待できません。

そういう理由で当クリニックでは診療中もマスクをしていませんが、これまで約60人の新型コロナ抗原陽性者が受診していて、検査をしていない方の中にも感染者が居たかもしれませんが、私は感染していません。

当クリニックには窓がありませんが当クリニックを受診後に感染した報告やクラスター発生は無く、サーキュレーターで対流を作り換気扇を回すだけで十分に飛沫感染対策になるという事も実証してきました。

ワクチンでも言えますが有効性を論じるためには比較群が必要で、当クリニックはマスクの有効性を論じるための比較群としてもノーマスクでの診療を続けてきました。

しかし保健所から予防接種事業を行うに際し診療時のサージカルマスク着用を条件として出され、条件を満たさないと市との委託契約ができないと通告してきました。

医療機関における基本的な感染症予防及び誤接種防止対策についてのチェックシート

マスクの有効性を論じる事をせずに診療時にサージカルマスクを着用しないと市との委託契約をしないというのはパワハラに該当すると思われますが、予防接種を希望して受診される方にご迷惑をお掛けできないので、やむを得ず診療時にサージカルマスクを着用する事にしますが、当クリニックがマスクは呼吸器症状がある人が飛沫を拡げないためにする必要がありますが、無症状者がマスクをする事で逆に感染しやすくなる可能性があるため否定的であるという考えを変えたわけではない事をご理解していただけますようお願いします。