毎年、シーズンになれば推奨しない事をお知らせしていましたが、COVID-19での混乱が収まっていない状況ですので今のうちからお知らせします。

インフルエンザ予防接種注射はあくまで重症化予防で感染予防ではありません。

今回のCOVID-19でも症状の出ない感染者や症状が出る前の感染者が他人に感染させている可能性が言われていますが、インフルエンザ予防接種注射は軽症もしくは症状の出ない感染者を作り出しているだけです。

インフル予防接種注射をしたために感染しているのに軽症もしくは症状が出ずに感染を拡げている人が居ます。

インフルエンザはCOVID-19と違って治療薬があるので、少しでもインフルエンザを疑えば受診し、検査をして診断されれば一般の風邪よりも早く良くなります。

発熱して何時間以上経たないと検査をしても陽性にならないと言う不勉強で不誠実な医師も多いですが、微熱もしくは発熱を認めないインフルエンザもありますので発熱の有無に関わらず検査をしないと判断できません。

COVID-19のPCR検査のように検査が全てではないので当然、偽陽性や偽陰性もありますが、医師が臨床症状からインフルエンザと診断すれば検査をしなくてもインフルエンザ治療薬を処方することができます。

アメリカなどで行われている鼻に噴霧する予防接種は感染予防効果はありますが、日本では利権のためなのか現時点では承認されていません。

昨年、国産で副作用の少ない鼻に噴霧するワクチンが開発され承認申請中のようで、このワクチンが承認されて使用できるようになるのを期待しましょう。

常にお知らせしているように小まめな手洗い、正しい咳エチケット、外出先で手で眼・鼻・口を触らない、トイレは蓋を閉めて流すということをすれば、ほとんどの呼吸器感染症・感染性胃腸炎は予防できますので、普段からの徹底もお願いします。

基礎疾患のある人や高齢者、乳幼児は重症化すれば命に関わる危険がありますので予防接種を受けても構いませんが、予防対策も怠らないようにしてください。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52552140U9A121C1CR8000/