沖縄県・広島県・山口県に加えて新たに東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、群馬県、新潟県、岐阜県、愛知県、三重県、香川県、長崎県、熊本県、宮崎県の1都12県に追加でまん延防止等重点措置が出される事が決定してしまいました。

厚労省発表の1/17時点での重症者は261名ですが、全国ICUベッドの8割をカバーするECMOnetでは人工呼吸器装着患者は48件で、そのうちECMOは8件だけです。

 

国内のCOVID-19重症者における人工呼吸治療(ECMO含む)の推移(全国) 2022.1.18 COVID-19重症者におけるECMO装着者の推移(全国) 2022.01.18

 

どうしてそんなに差があるかというと補助金目当てで軽症者でもICUに入れる医療機関があり、ICUに入れば重症者とカウントする自治体があるために重症者が水増しされています。

補助金目当ての医療機関のために重症者が水増しされて、多くの自治体でまん延防止等重点措置が出されて皆さんの生活が脅かされて良いんでしょうか?

私が非常勤勤務しているICUでも久し振りに人工呼吸器管理が必要な感染者が現れましたがオミクロン株ではなくデルタ株です。

最近はオミクロン株で煽る事に必死になっていますが、まだ全てがオミクロン株に置き換わったわけではなく約80%がオミクロン株ですが重症者はほとんどがデルタ株です。

従来型のヒトコロナウイルス、MERS、SARS、今回の新型コロナも含めて全てのコロナウイルスはスパイク蛋白部分で受容体と結合して感染するのは同じですが、SARSと今回の新型コロナはACE2を受容体として感染しますが従来型のヒトコロナウイルスはインフルエンザと同様にシアル酸を受容体にして感染すると言われています。

オミクロン株は普通の風邪レベルに軽症になっていると言われていますが、スパイク蛋白が30カ所以上も変異していて、それほど形状が変異してしまったためACE2ではなくシアル酸に結合するようになってしまい従来型のヒトコロナウイルスレベルに弱毒化したと仮説を立てました。

新型コロナの本質は呼吸器感染症ではなく内皮細胞のACE2機能不全による血栓形成・血管炎が主な病態と私は考えていますが、オミクロン株の感染様式がシアル酸に変化したのであれば内皮細胞のACE2機能不全による血栓形成・血管炎を起こさない事になり重症化も起こしにくい事になります。

私はアイデアは出せますがこの仮説を実際に検証する事ができません。

日本国内だけではなく世界中でどなたでも構いませんので検証ができる立場の方に検証していただき、仮説が正しいと証明されれば今回の騒動は一気に収束し、ワクチンも治療薬も不要という事にも繋がると思います。

保身しか考えない権威者は正否は関係なくプライドを傷付けられると無名の開業医が専門家でもないのに黙っていろと否定したり無視すると思いますが、この騒動を収束させるために権威を守る事よりも混乱の収束を第一に考える誠意ある専門家に検証してもらえることを期待します。