昨年、豊中市保健所の立ち入り調査があり、期限を設けて不備のあった書類などの提出を求められると思っていましたが、何の前触れもなく昨年12/20付で行政検査の委託契約を解除すると通知が来ました。

あまりにも一方的な対応に憤慨し、通知の全文を細かく読みませんでしたが、裏面に定期予防接種の契約も12/20で解除する事も記載されていました。

昨年度、定期予防接種の契約をする際にマスクの着用が条件に入っていましたが、当クリニック以外でマスクを着用せずに診療している医療機関があると思えず、その時点で明らかに当クリニックに対して圧を掛けていると感じましたが、定期予防接種の契約ですので予防接種の対応時のみマスクを着用すれば良いと考えて条件を受け入れて契約が締結されました。

マスクに関しては何度も保健所に対し感染対策にならない事を主張し、感染対策に有用なら科学的根拠を示すように伝えても学会が推奨していると答えるだけでしたが、大阪府から何度も要請があり、行政検査の委託契約をすれば休日診療に対して支援金がいただけるので、感染症が疑われる患者を分け隔てなく休日まで診療していますので支援金を受け取るのは当然の権利ですので、感染症が疑われる患者の診察の際にはマスクをすることにして豊中市と行政検査の委託契約を結びました。

どこの医療機関を受診してもマスクが強要されますが当クリニックでは無症状であればマスクはしなくても済むため、それを理由に受診する方も居られ、感染症が疑われない患者に対しては私もマスクをせずに診療していましたが、保健所は感染症が疑われる患者かどうか関係なく常にマスク着用を強要してきました。

最終的には私がマスクせずに診察を行っている事で複数のクレームが寄せられたため立ち入り調査が行われましたが、その際に保健所からは当クリニックが医療安全管理指針、院内感染対策指針、医薬品安全使用マニュアル等を明文化して所持していない事も指摘されました。

契約解除に至った理由としてサージカルマスクを着用せずに診療を行っている事や感染対策などに関する定期的な研修が実施されていない事が挙げられていましたが、研修はスタッフに対して行うものですが当クリニックには私以外にスタッフが居ないため研修対象者が居らず、医療安全管理指針、院内感染対策指針なども基本的にはスタッフに対する指針ですので、規則としては明文化しておく必要があるかもしれませんが、対象者が居ないため私自身が全て熟知していれば問題がないはずで、どうしても研修が必要だとしても今回のCOVID-19騒動が始まってから感染対策などに関して非常に勉強していますので、それが研修と言っても問題ないと考えます。

小さな無床診療所の中には医療安全管理指針、院内感染対策指針、医薬品安全使用マニュアル等を明文化して所持していない所があるかもしれないので、無作為でも良いですが他の無床診療所にも調査が入るのであれば納得しますが、当クリニックだけに求めるのは非常に違和感を覚えます。

何らかの事象の有効性を確認するためには必ず対照群が必要ですので、当クリニックがマスクせずに診療する事はマスクの有効性を確認するための貴重な対照群になり、当クリニックを受診したためにCOVID-19に感染したという報告を聞いた事がありませんので、当クリニックで行っている感染対策は十分で、マスクが感染対策にならない事を証明したため逆に感謝されても良いぐらいです。

全ての医療機関にマスクを強要することは比較対象群を潰すことになりマスクの有効性を確認することができませんが、裏を返せば保健所はマスクが感染対策にならない事は分かっているからこそ、対象群を潰して検証できなくしているように感じます。

当クリニックはマスクをする事で口呼吸になり感染しやすくなる可能性を科学的根拠を持って示していますが、保健所はマスクを強要するにも関わらずマスクが感染対策になるという科学的根拠は一切、示さず、当クリニックの主張に対しても全く反論しません。

豊中市保健所は大阪大学・忽那教授と連携しているはずですので、正しい感染対策について忽那教授と議論したいと伝えていますが無視されています。

COVID-19対策に疑問を持ち、SARS-CoV-2ワクチンに対して懐疑的に思っておられる方も居られますが、当クリニックはそういう方たちの受け皿になっていて、マスクを強要されたりSARS-CoV-2ワクチンを推奨している医療機関に掛かりたくないと受診される方も居られますし、子供の定期予防接種もマスクを強要されたりSARS-CoV-2ワクチンを推奨している医療機関に行きたくないため、自費になってでも当クリニックで予防接種を受けたいという方も居られます。

不備のあった書類を提出しましたが、マスクは既に個人の判断に委ねる事になっており、COVID-19も5/8から5類感染症に移行するにも関わらず、相変わらず当クリニックでマスクを着用しないという理由で定期予防接種の契約がされません。

住民の健康に寄与するのが保健所の仕事のはずです、安全性が証明されておらず有効性にも疑問があり、逆に有害である可能性が考えられるSARS-CoV-2ワクチンを推奨し、自費になったとしても当クリニックで予防接種を受けたいという方が居られるにも関わらず無視し、自分たちの方針に従わない者を弾圧する姿勢は戦時中に国の方針に従わない者を取り締まり弾圧する特高と重なります。

スタッフも居らずたった1人で診療を行っている当クリニックに対してここまで圧を掛けてくるのは本当に不思議ですが、保健所も自分たちの間違いに気付いていますが保身のために修正したり謝罪する事ができず、正しい事を主張し実践している当クリニックが支持されて保健所が糾弾される事を恐れ、その前に当クリニックを排除しようと考えているように感じます。

契約解除になった事で大阪府からの休日診療に対して支援金もいただけなくなりましたが、医師として皆さんに悪影響があると考えられることをできるわけがなく、COVID-19対策に疑問を持ち、SARS-CoV-2ワクチンに対して懐疑的に思っておられる方の受け皿として、どんな圧力が掛けられたとしても屈することなく正しい医療の実践を続けたいと思っています。

保健所内も縦割りですので定期予防接種、先天性風しん症候群予防接種はできなくなりましたが、市民健診や対象者にクーポン券が送付される風しん第5期に関しては実施できますので、希望される方は受診して下さい。